珈琲屋コレクションナンバー#001

銅の水差し

 100年ほど前、私がターバンを巻いていたころ、今のパキスタンのある村で、渇きに苦しんでいました。その時、夢か幻か一人の美女が手に写真の水差しを持って近づいて来ました。両手でその水を受けて口まで運んだのは実感として残っています。
 そのことはほとんど忘れていましたが、20年ほど前当時日本郵船で船長をしていた義兄がまぎれもなくあの時の水差しを買ってきてくれたのです。